
鳥取へ帰って陶芸を始めたのは20代の半ばでした、当時はこの数メートル四方のマスを使って土漉しをしていました。
同じ大きさのマスがもう一つあり片方で溶かした原土をこの柄杓を使って濾しこんでいました。

何リットル入るのか測ったことがありませんが、1,5Lのペットボトルで8本くらいは入りそうです。2日に1回位のペースで漉していましたが午前中に作業をこなすと腕がプルプルしてロクロが使えなくなりました。
4~5年後には水中汚水ポンプを買って使うようになりました、粘土を溶かすのも木の板で混ぜていたのも電気の攪拌機をい使うようになりずいぶん楽になりました。
これでも大変だったのに父が若いころは用水の水を桶で運んできて漉していたそうです。
作業自体はどんどん楽になる分だけ気持のこもった物が出来なくなったように感じています。
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