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令和5年窯焚きの様子
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御神酒を備え窯の神様に祈りを捧げてから火を入れます。
火入れから3~4日は窯の湿気を取る、露焚きと呼ばれる作業で大口の下の部分だけに薪をくべます。
露焚きが済むと上段にも薪をくべて徐々に量を増やしていきます。
大くべの1様子、火袋が一杯になるまで薪を放り込みます。
燃え尽きるとまた放り込む作業が5時間位続きます。
大くべが終わる頃、1室目の温度は1,000度を超えてきます。
1室目のノゾキ穴から見た内部は赤くなってはいるものの、まだツヤはのっていません。
1室目に薪をくべ始め温度は11、100度に達していません。
薪が燃え尽きる前の炎は窯の壁をなめるように吹き出し温度を上昇させます。
1室目焼成時間5時間
目標温度に到達せずに焼き終えました。
くべる薪が増えると壁土の隙間からも炎が噴き出します。
温度計は1,100度
2室目も昇温に手こずり大口を開けたり塞いだりを繰り返し
4時間かかって1,180度まで上昇し何とか焼き終えました。
3室目、1,225度まで上がり少し火が落ちて温度が下がったところです。
釉薬が溶ける温度に達すると内部の様子は肉眼でしか伺うことが出来ません。
3室目は薪をくべると炎が噴き出すので作業は大変です。
午前9時前最後の薪をくべ終えたところです。
薪が燃え尽きるのを待ち大口、各部屋のくべ口、煙突以外の穴を塞いで窯を冷まします。
火を止めてから1週間、ホコリが出ないように水を掛けてからレンガを下ろします。
フチに掛けた緑釉が還元されて赤く発色したコーヒーカップ。
中心は藁灰釉が多くなります。
緑釉の下にはクリーム色の帯が入りました、初めて見る現象で
窯変と呼んでいいのか灰のアクによる何かなのか。
2室目を開けたところ。
この部屋はコーヒーカップを中心に詰めました。
奥のタナは溶けやすい透明な灰釉を詰めます。
刷毛目のコーヒーカップ
桜の印を押し花びらの形にしたコーヒー皿
ミルクカップ
雪の結晶をイメージした銘々皿
釉薬はトルコブルー
灰釉の上に藁灰釉を重ねて掛けた小鉢
藁灰釉の上に緑釉を掛けた中皿